子供が関係する車での事故のニュースが、後を絶ちません。
とても居た堪れない事ですが、先日も窓に首が挟まってしまうという事故が起きてしまいました。
自分がどんなに気をつけていても防げないことはありますが、車に備わっている機能を使えば起きなかった事もあったはずです。
そこで現役の車の整備士として、一児の父として子供の安全を守るためにやって欲しい事を具体的に3つ紹介していきます。
この記事を読んで、これ以上悲しい事故が起きないように「知らなかった」を無くしていきます。
気持ちはすごく理解できるんです
特に小さいお子様の場合、事あるごとに子供がぐずってしまい手がつけられないという状況は日常茶飯事。
1人でも大変なのに、2人、3人と子供を抱えている方はその苦労たるや本当に大変な事です。
だからちょっとだけ、これくらいはと考えてしまうのはとっても理解できます。
嫌がって泣いてしまうこともあるでしょう。かわいそうだなと感じる部分もあります。
可愛い我が子には少しでも嫌な思いをして欲しくないと思うのは親心ですが、だからこそ命を守るために心を鬼にする必要があるんです。
これからお伝えする3つの事を徹底して、悲しい事故を少しでも無くしてください。
チャイルドロックをかける
まずはこれ。
余程古い車でなければ、大体はこの機能が備わっています。
これは車の内側からドアを開けられなくすることができる機能なんです。
マークや表記は自動車メーカーごとに多少異なりますが、ドアを開けて指をさしてている部分に画像のような切り替えレバーがあります。
このレバーをロック、もしくは矢印方向にすれば室内側からドアを開けることが出来なくなり、子供が不用意に室内側のドアノブを動かして開くことがありません。
ドアロックを掛ければと思うかもしれませんが、それでもロックを解除すれば開いてしまいます。
そうなる前に、このチャイルドロックを掛けてください。
パワーウィンドウロックをオンにする
次はこれ。
ハンドルをくるくる回して窓を開閉していた頃を考えると、何と便利になったことか!(今でも一部の車種では設定があります)
今ではもう付いてて当たり前のパワーウィンドウですが、子供が操作すればたちまち凶器になりかねません。
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/powerwindow/binting
数値は3回計測した平均値。
JAFのHPより引用
JAFの検証によると、パワーウィンドウが閉まる力で大根やゴボウもバッサリと簡単に切れました。
記載されている単位のkgf(キログラムフォース)は地球にいる限り=kgと考えて差し支えありません。
なので、例えば20kgfは20キロのものを動かす力があるという事です。
また閉まりかけた窓を手で止められるかの実験では、8歳男児は両手でも止められませんでした。
30代女性は片手では止められず、50代男性は片手でも止められましたが、窓の動きを止めるのに精一杯で下げることはできなかったようです。
どうでしょうか?正しく操作しないと、いかにパワーウィンドウの動く力が強く子供にとって危ない状況になってしまうかがわかると思います。
子供による不用意な窓の上げ下げをさせないために、運転席に付いているOFFスイッチを押してください。
そうする事で、運転席以外の窓の上げ下げが出来なくできます。
また、動かす時もしっかりと目で見て確認しながら窓を動かしてください。
「多分大丈夫だろう」で動かすのは大変危険です。
チャイルドシート・ジュニアシート
3つ目は車の機能とは少し違いますが、子供の年齢や体の大きさに応じてチャイルドシートやジュニアシートを装着する事です。
チャイルドシートについては道路交通法第71条の3第3項で、「6歳未満の幼児を幼児用補助装置(チャイルドシート)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。」と定められています。
道路交通法違反だからというのもありますが、第一に子供を危険にさらすことになります。
(一財)全日本交通安全協会 が公開しているDVD「チャイルドシートで守ってね!」(動画)を見れば、どれくらい危険かが一目瞭然です。
警察庁の調べによると、チャイルドシートを使用しなかった場合の致死率は使用した場合の約4.2倍も高くなるんです。
どうですか?大切な子供を守るチャイルドシートをそれでも軽視しますか?
子供が座るのを嫌がる場合もあると思いますし、実際私の子供も嫌がる時もありました。
でも本当に大切なことなので、0歳の時からシートに座らせるときは「必ずシートベルトを締めようね」と言い聞かせてきました。
また言葉を話せるようになってきたら「車に乗るときのお約束は?」と必ず質問をしています。
今では元気に「シートベルト!」と答えてくれます。(答えた時はしっかりと褒めています)
勉強だけではなく、身を守る知識を教えるのも私たち親の務めではないでしょうか。
6歳以上になっても、ジュニアシートを使いましょう。
子供がシートベルトを締めると、大人と同じように肩には掛かりません。
首に掛かってしまいます。
そのような危険を避けるためにも、ジュニアシートを使用して高さを調節し、適切な位置にシートベルトが掛かるようししてください。
まとめ
今回は子供の安全を守るために、車の機能と使い方をまとめました。
子供は私たち大人が思いもよらない行動をとることがあります。それを全て未然に防ぐことはできません。
できないからこそ、事前に安全対策を取っておくことが大人の義務であると私は考えます。
少しでも悲しい事故を無くすために、今一度車の機能をしっかりと確認して上手に使いこなしてくださいね。
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