マーベル・コミックの“クソ無責任ヒーロー”デッドプールシリーズの最新作、「デッドプール&ウルヴァリン」が2024年7月26日に日米同時公開が決定。
そこで、デッドプール役のライアン・レイノルズ、7年ぶりのウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンと、前作の「デッドプール」、「ウルヴァリン」についても調べてみた。
ウルヴァリンシリーズについて
目次
ライアン・レイノルズってどんな人?
ライアン・ロドニー・レイノルズ(Ryan Rodney Reynoids)は、アメリカとカナダの俳優で、映画プロデューサー、起業家としても活躍。
1976年10月23日生まれの47歳、シットコム「ふたりの男とひとりの女」のバーグ役で一躍人気を博した。
人気コメディ「ナショナルランプーン」シリーズの映画「Van Wilder」に主演し、コメディ俳優としても活躍。
映画「ブレイド3」ではバンパイアハンターのハンニバル・キング役を演じるため、筋肉を付けた。
それ以来、肉体派俳優としての地位も確立していきました。
そして「デッドプール」をきっかけに、日本での知名度も上がりました。
余談ですが、クマのぬいぐるみで人気となった映画「Ted」でも、ガイの恋人、ジャレット役として出演しています。
結婚式の場面でテッドは、「ガイと“グリーン・ランタン”がディープキスをしている」と話します。
実はレイノルズ、映画「グリーンランタン」で主役のグリーンランタンを演じていて、それを揶揄してテッドが話しますが、こういった小話を知っているとより一層作品が面白くなりますね。
私生活では、2008年〜2010年の間女優のスカーレット・ヨハンソンと結婚していました。しかし、映画撮影のスケジュールにより結婚生活を継続するのが困難になったことから、離婚を表明。
2012年には女優のブレイク・ライブリーと結婚して、2人の子供を授かっています。
また、2020年にはロブ・マケルヘニーと共に、英ウェールズの都市レクサムを本拠地とするサッカークラブ「レクサムFC」の買収もおこなっています。
ヒュー・ジャックマンってどんな人?
ヒュー・マイケル・ジャックマン(Hugh Michael jackman)は、オーストラリア生まれの俳優。
1968年10月12日生まれの55歳。アメリカ国籍ではなく、オーストラリアとイギリス国籍となっています。
2004年「The boy from Oz」でトニー賞ミュージカル主演男優賞、2012年「レ・ミゼラブル」でゴールデングローブ賞男優賞、2017年「LOGAN/ローガン」でMTVムービー・アワード最優秀スクリーン・デュオ賞、2018年「グレイテスト・ショーマン」でグラミー賞最優秀編集サウンドトラック・アルバム賞と、数々の受賞歴があります。
ヒュー・ジャックマンというと、『Xーメン』の「ウルヴァリン」を思い浮かべる人が多いと思います。
実はそのウルヴァリン役ですが、当初はラッセル・クロウやダグレイ・スコットにオファーがあったそうです。
でも両名とも映画の撮影が忙しかったり、疲労が蓄積していたりして断念。
そこで、ヒュー・ジャックマンが抜擢されました。
でも原作のウルヴァリンは身長が160センチ前後、対してヒュー・ジャックマンは189センチの高身長。
撮影では様々なテクニックを使い、実際の身長よりも低く見せていたとか。
そしてウルヴァリンを演じるにあたり、ボディ・トレーニングが必要となったが、「メンズ・ヘルス」誌によると、撮影が終わった時にはベンチプレス140キロ、レッグプレス480キロを持ち上げるまでになっていたそう!まさにリアルウルヴァリン。
『X-メン』シリーズの中でしばしば葉巻を吸っているシーンがあるが、実は本人は大のタバコ嫌い。
「ウルヴァリン」にかける情熱の凄さを感じますね。
ちなみに、視力がものすごく悪いそうです。余談ですが。
私生活では女優のデボラ=リー・ファーネスと1996年に結婚。実子はおらず、2人の養子と一緒にメルボルンで暮らしています。
現在は長年連れ添ったデボラと離婚したことを発表。
親日家でもある彼の好物は、なんとお寿司!
来日した際は「食わず嫌い王決定戦」にも出演しました。また、トヨタ「クラウン」のCMのも起用された事もあり、映画以外でも馴染みが深いですね。
クリケットの大ファンとしても知られ、インドのヴィラット・コーリ選手のファンクラブにも入会しています。
日本ではあまり馴染みのないクリケットですが、世界の競技人口で見ると約3億人。
似た競技である野球は約3500万人なので、その数は圧倒的です。
プロリーグの配信権に至っては、Amazonやディズニーなどがしのぎを削るほど。
トップ選手の年俸も、メジャーリーグで40億円ほど、クリケットでも、インドのプロリーグで20億円台とこちらも高額。
サッカーの王様と言えば「ペレ」ですが、クリケットの王様と言えば「コーリ」といっても過言ではないスター選手。
コーリ選手、2023年にInstagram公式アカウントのフォロワー数がアジア人初の2億5000万人を突破しています。
そんなコーリ選手をチェックしてみるのも、面白いですね。
ライアン・レイノルズと、ヒュー・ジャックマンの関係
ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンは、俳優としての活動だけでなく、友情や公共の場でのやりとりでも人気となっています。以下は、彼らの関係に関するいくつかのポイントです:
- レイノルズとジャックマンは、映画「X-Men Origins: Wolverine」(2009)で共演しました。ジャックマンがウルヴァリンを演じ、レイノルズがデッドプールの役で登場しています。この映画での共演をきっかけに、二人の関係が築かれました。
- レイノルズとジャックマンは、お互いのソーシャルメディア上で頻繁にジョークやいたずらを行うことで知られています。特にヒュー・ジャックマンが演じるウルヴァリンと、ライアン・レイノルズが演じるデッドプールのキャラクターにちなんだユーモアが展開されています。
- また、二人は慈善活動にも協力しています。例えば、ヒュー・ジャックマンは「Laughing Man Coffee Company」というコーヒーのブランドを立ち上げ、その売り上げの一部を慈善活動に寄付しています。レイノルズも慈善団体への支援を行っており、互いにその活動を高く評価し合っています。
レイノルズとジャックマンは仕事仲間の枠を超えて、その友情とユーモアのセンスが、ファンに楽しまれている関係性となっています。
映画「デッドプール」について
主人公のデッドプール(ウェイド・ウィルソン)は、通常のヒーローとは異なる、ユニークな独自の性格を持っています。とても喋り好きで、時折フランクなジョークやブラックユーモアを交えながら事件に立ち向かいます。このユニークなキャラクター性格が映画において大きな魅力となっています。
他のヒーローよりも強力な治癒力を持っており、事実上不死身で、致命的な傷でも再生能力によって傷が癒えるため、あらゆる状況から生還することができます。
またデッドプールは様々な武器を使いこなし、特に二丁拳銃や刀を好んで使用します。戦闘スタイルは非常にアクロバティックで、その能力を最大限に活かして戦うことができます。
トレードマークの赤いスーツと仮面、二丁拳銃に背中の2本の刀。これは彼の外見を特徴づけ、彼のコミックや映画でのアイデンティティの一部となっています。
「デッドプール」はアクションシーンが多い一方で、コメディ要素も充実しています。映画はR指定とされ、過激でグロテスクなシーンや言葉が登場します。これにより、通常のヒーロー映画とは異なり、より大人向けで斬新な作品となっています。また、映画自体も自己言及的で、映画や俳優についてのジョークが随所に散りばめられています。
しかもデッドプールは時折、自分が映画の中にいることを自覚しています。このメタフィクション的な要素は、観客に対して独自の視点を提供し、他のヒーロー映画とは異なる体験をもたらしています。
これらの要素が組み合わさり、「デッドプール」は従来のヒーロー映画とは一線を画す独自の魅力を持った作品となっています。
〜あらすじ〜
かつては特殊部隊員として働いていたウェイド・ウィルソン(デッドプールの本名)は幸福な生活を送っていました。
しかし、彼は不治の病気に冒され、絶望的な状況に直面します。そこで、ウェイドは秘密の組織によって実施される実験的な治療に参加することを決意します。この治療は、超人的な能力を引き出すことを目的としています。
治療を受けた結果、ウェイドは驚異的な治癒能力を手に入れますが、同時に外見が大きく変化し、精神的にも影響を受けます。彼は組織に囚われ、非情な実験を受けることになります。この過程で、彼はデッドプールとして知られるようになり、特殊なスーツをまとって独自のヒーロー活動を始めます。
デッドプールは、自身の特異な性格やユーモアセンスを活かして、復讐を果たすために組織と戦います。同時に、彼の愛する女性ヴァネッサも組織に危険にさらされ、デッドプールはヴァネッサを守るために立ち上がります。
映画「X–メン」シリーズについて
ウルヴァリンの本名はジェームズ・ハウレット(James Howlett)。
カナダの寒冷な環境で生まれたとされています。彼の父親は彼が幼いころに死亡し、その後、ハウレット家で働く庭師のトーマス・ローガンが実際の父親であることが判明します。彼は生まれつきのミュータントで、治癒能力と骨から出る鋭い爪が特徴です。
ウルヴァリンは非常に強力な治癒能力を持っており、通常の人間よりも遥かに速い速さで傷を癒します。この能力により、彼はほぼ不老不死のように見え、致命的な傷でも生き残ることができます。
そしてウルヴァリンのアイデンティティとも言える両手で計6本の爪と骨。アダマンチウムと呼ばれる超強力で耐久性のある金属で覆われています。これにより、彼の骨と爪は非常に頑丈で、通常の金属や武器では傷つけることが難しいです。
X-Menのメンバーとしてミュータントたちと共に悪と戦ったり、ミュータントの権利擁護に努めたりしました。
ウルヴァリンは強靭で凄まじい戦闘能力を持っていますが、同時に複雑で傷ついた性格も持っています。
それは彼の過去や個人的な闘い、特にアダマンチウムを施された実験による記憶の欠如によるものです。
〜あらすじ〜
物語はミュータントたちの話です。
ミュータントは生まれつき超能力を持つ人々であり、その能力は遺伝的な変異によるものです。人物ごとに能力が異なり、テレパシー、磁力制御、治癒能力、目からビーム、形態変化などさまざまなものがあります。
チームを結成し、ミュータントたちを指導するのは、プロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア)です。彼はミュータントたちと人間の共存を目指し、平和的な方法で問題を解決しようとします。対照的に、マグニート(エリク・レンシャー)はミュータント至上主義者で、人間との対立を選びます。
X-Menはミュータントの平和な共存を目指す一方で、ミュータントを抑圧しようとする反対勢力や悪党との戦いもあります。悪名高いミュータントハンター「センチネル」や、ミュータント独自の社会である「ブラザーフッド・オブ・イーヴィル・ミュータンツ」などがX-Menの抗争相手となります。